「判断する立場」になって初めて分かった、訪問看護の本当の責任 / 所長
所長 / 久保 祐一郎
訪問看護の現場では、日々さまざまな判断が求められます。その一つひとつは小さく見えても、ご利用者さまの生活やご家族の安心に直結する重要な選択です。現場の作業療法士として経験を積み、現在は所長として判断を下す立場となった久保所長。今回は、「責任」と「意思決定」という視点から、訪問看護のリアルについて伺いました。
日々の現場や経営判断の中で、
特に大切にしていること
最も大切にしているのは、「判断の基準をブレさせないこと」です。訪問看護は正解が一つではない場面が多く、その都度最適解を選ぶ必要があります。その中で重要なのは、その判断がご利用者さまにとって本当に価値があるかどうかという視点です。また、個人の感覚に頼るのではなく、組織として共通の基準を持つことで、誰が関わっても同じ方向性でサービスを提供できる状態をつくることを意識しています。

現場から管理側に
立場が変わって見えたもの
現場にいた頃は、自分の担当するご利用者さまに集中していれば良かったのですが、管理側になると視点が大きく変わります。一人ひとりではなく、全体を見ながら判断する必要があり、その中で「誰かに負担が偏っていないか」「組織として無理が出ていないか」を常に考えるようになりました。個人の最適と全体の最適は必ずしも一致しないため、そのバランスを取ることの難しさと重要性を強く感じています。
判断の難しさと
向き合う中で感じたこと
訪問看護では、迅速な判断が求められる場面が多くあります。特に急変時や対応に迷うケースでは、その判断が結果に直結するため、大きな責任を伴います。ただ、その責任を一人で背負うのではなく、組織として支えられる環境があるかどうかが非常に重要です。Noahでは、相談できる体制や情報共有の仕組みが整っているため、判断の精度と安心感の両方を持って対応できると感じています。

Noahの
組織としての強み
Noahの強みは、「判断を個人任せにしない仕組み」があることです。現場の情報がDX ICT化により、現場の情報がリアルタイムで共有され、必要に応じて複数の視点から検討できる環境が整っています。これにより、一人で抱え込むことなく、より良い判断を導き出すことが可能になります。また、人事評価制度がしっかりと整備されており、どうすれば評価され、給与が上がるのかの言語化がされているため、自分のやるべき事が明確なことも大きな強みであり、結果として、他のステーションにはない、質の高いサービス提供につながっているところです。
この仕事の厳しさと
それでも続ける理由
訪問看護は決して楽な仕事ではありません。判断の連続であり、責任も大きい仕事です。ただ、その分だけご利用者さまやご家族との関係は深くなり、「この仕事でしか得られない価値」があると感じています。その価値を実感でき、成長し合える環境のあるNoahだからこそ、自然と続けたいと思える仕事であり、会社であると考えています。

これから訪問看護を
目指す方へ
訪問看護に不安を感じる方は多いと思いますが、その多くは「一人でやらなければならない」というイメージから来ているものだと思います。実際には、どんな環境で働くかによって大きく変わります。Noahでは、個人ではなくチームで支えることを前提にした体制を整えています。私は創業から10年以上Noahで働いています。しんどい時もあったけど、続けてよかったと思っています。少しでも興味があれば、ぜひ一度その環境を見ていただきたいと思います。

